CISSP受験費用2026:総投資額と削減方法
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この記事はCISSP認定資格2026年版完全ガイドシリーズの一部です。
CISSPの受験料749米ドルは最も目立つコストですが、唯一のコストではありません。日本在住の受験者にとって、認定サイクル全体での総投資額はそれよりもかなり大きくなります。
このガイドでは、すべてのコスト要素を分解し、日本での現実的な金額を示したうえで、私自身が実践し、おすすめしている、準備の質を落とさずにコストを抑える戦略を紹介します。
CISSP費用の完全な内訳
1. 受験料:749米ドル
CISSPの(ISC)²受験料は、通常の受験で749米ドルです。2026年のレートでは、これはおおむね11万5,000円〜12万円程度になります(申し込みのタイミングによって変動します)。
この受験料は、試験を予約する際にPearson VUEへ直接支払います。英語版のCAT形式と日本語版の線形形式で価格差はなく、どちらも749米ドルです。
不合格時の追加費用:受験のたびに新たな受験料が必要です。不合格の場合、次回受験時にも749米ドルを再度支払うことになります(再受験までは最低30日の待機が必要)。これは無視できない金銭的リスクであり、試験に臨む前に十分な準備をしておくべき理由の一つです。
2. 学習教材:3万〜8万円
学習教材の費用は、どのリソースを使うかによって大きく変わります。
主教材(いずれか一つを選択):
- (ISC)²公式スタディガイド(Chapple/Stewart/Gibson版):およそ8,000円〜1万円
- CISSP All-in-One Exam Guide(Harris/Maymí版):およそ8,000円〜1万円
動画講座(概念理解のために強くおすすめ):
- Udemyの体系的なCISSP動画講座は、通常のセール時に2,000円〜4,000円程度です。セール期間中の価格対価値のバランスは非常に優れています。
演習問題バンク:
- (ISC)²公式練習テスト:およそ5,000円〜8,000円
- Boson ExSim:およそ99米ドル(1万5,000円〜1万6,000円)——品質の高さで広く評価されています
- Udemy CISSP Practice Exams:セール時2,000円〜3,000円
学習教材の現実的な総額:何を買うか、Udemyのセールをうまく捉えられるかによって、3万円〜8万円が目安です。
3. (ISC)²年会費(AMF):年間125米ドル
CISSP合格後は、(ISC)²の会員資格を維持するために年間125米ドル(およそ1万9,000円〜2万円)の年会費を支払います。この費用は3年の認定サイクルをカバーします。
3年サイクル全体で:合計375米ドル、およそ5万7,000円〜6万円です。
4. CPE研修費:変動(雇用主のサポートがあれば0円のことも多い)
CISSPの3年サイクルの間に、120CPE(継続教育)クレジットを取得する必要があります。CPEクレジットは以下のような方法で取得できます。
- セキュリティカンファレンスへの参加(IISF、RSA Conferenceなど)
- オンライン研修やウェビナー
- セキュリティ関連コンテンツや記事の執筆
- セキュリティ団体でのメンター活動やボランティア
- セキュリティ実務者としての通常の業務活動
朗報:多くのセキュリティ実務者は、通常の業務活動だけで相当量のCPEクレジットを獲得できることに気づきます。勤務先がセキュリティ研修やカンファレンスに派遣してくれるなら、それも対象になります。多くの受験者は追加費用なしで、業務活動だけで120CPEクレジットに到達しています。
5. 3年間の総投資額まとめ
| コスト項目 | 金額(円) |
|---|---|
| 受験料 | 11万5,000円〜12万円 |
| 学習教材 | 3万円〜8万円 |
| (ISC)²年会費(3年分) | 5万7,000円〜6万円 |
| CPE研修費(有償の場合) | 0円〜10万円 |
| 合計(3年サイクル) | 20万2,000円〜36万円 |
これが現実的な総投資額です——多くの人が最初に計算する「11万5,000円の受験料」だけではありません。
ROI(投資対効果)の視点
日本のCISSP保有者の年収データを見れば、この投資は評価しやすくなります。詳細は日本におけるCISSPの年収2026ガイドをご覧いただきたいのですが、要点は次のとおりです。
- CISSPを保有するエントリー〜ミドルレベルのセキュリティ実務者は、同等の役割の非保有者と比較して、年間100万円〜300万円の年収プレミアムを得られる傾向があります
- 3年間の総投資額(20万円〜36万円)は、年収プレミアムを得始めてから数ヶ月で回収できます
CISSPのROIは、この資格が雇用主やクライアントに対して意味のある能力のシグナルとして機能する役割にある限り、強い説得力を持ちます。詳しい試算はCISSPは取る価値があるか?ROI分析をご覧ください。
コスト削減の戦略
まず勤務先に確認する
個人のお金を使う前に、最も効果の大きいアクションです。日本の多くの企業——特に東証プライム上場企業、コンサルティングファーム、外資系企業——は、以下をカバーする能力開発予算を持っています。
- 受験料(一般的に1資格あたり最大20万円程度まで)
- 承認された学習教材
- 認定を受けた研修コース
プロセスは会社によって異なりますが、通常はCISSP資格がチームのセキュリティ能力にどう貢献するかを説明するビジネスケースを提出する流れになります。この資格の認知度の高さから、セキュリティ意識の高い組織では承認率が比較的高い傾向にあります。
動画講座・演習問題はUdemyのセールを活用する
Udemyはおよそ2〜4週間ごとにセールを実施しており、期間中は多くの講座が定価から2,000円〜4,000円程度まで値下がりします。CISSP対策では、動画講座を非常にコスト効率よく取り入れられます。
ポイントは、定価ではなくセール時に購入することです。Udemyの講座は購入後の視聴期限がないため、セール時に購入しておき、準備が整ったタイミングで学習を始められます。
CISSP Complete Course — Udemyの現在の価格を確認
維持費は無料のCPEソースを活用する
合格後は、無料のCPE取得源を最大限活用して、AMFに付随するコストを抑えましょう。
- (ISC)²は、CPEクレジット対象の無料ウェビナーを提供しています
- Black Hat、DEF CON、IISFなどのセキュリティカンファレンスにはCPE対象セッションがあります
- セキュリティ関連の発行物(SANS、CISA、NISTの更新情報)を定期的に読むことも自己学習型CPEとして認められます
- 現在の業務活動自体がCPEクレジットを生み出している可能性が高いため、後からまとめて記録するのではなく、その都度記録しておきましょう
準備の質を落として節約しない
コスト削減が逆効果になる唯一の領域——それは演習問題リソースをケチることです。
CISSPの初回合格率はおよそ40〜50%です。不合格になるたびに749米ドルがかかります。質の高い演習問題バンクに2万円〜3万円多く投資して合格率を50%から80%に引き上げることは、コストではなく節約になります。
計算してみると:合格率80%を達成するために学習教材へ3万円多く投資するコストは、11万5,000円以上の再受験費用が発生する20%の確率を回避できることを考えれば、期待値の観点でも十分に見合います。
日本在住の受験者へ:言語に関する考慮事項
日本語の線形試験と英語CATの比較:どちらも費用は同じ(749米ドル)です。日本語版は250問を6時間で解き、英語版は125〜175問の適応型問題を4時間で解きます。
業務で英語のセキュリティ文書、CVEアドバイザリー、ベンダーのセキュリティ資料を日常的に読んでいる方は、英語版のCATを真剣に検討する価値があります。適応型の形式は、十分に準備できていれば有利に働くこともあります——より少ない問題数で終了できる可能性があります。
訳語のニュアンス:日本語版の試験で使われる一部の専門用語の訳語は、海外由来のコンテンツを基にした日本語学習教材での表現と異なる場合があります。日本語版を受験する場合は、この言い回しに慣れるための時間を余分に見込んでおきましょう。
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よくある質問
2026年、日本でCISSPを取得するのにいくらかかりますか?
受験料は749米ドル、現在のレートで約11万5,000円〜12万円です。学習教材で3万〜8万円が上乗せされます。年会費(AMF)は年間125米ドルです。すべて含めた3年間の総投資額は、おおむね20万〜35万円が目安です。
日本ではCISSPの費用を会社が負担してくれますか?
多くの日本企業(特に東証プライム上場企業、コンサルティングファーム、外資系企業)が、能力開発の一環としてCISSPの受験料やCPE研修費を負担しています。人事部に確認してみましょう。認定資格の受験費用をカバーする正式な研修予算を持つ企業は少なくありません。
CISSPに不合格だった場合、再度受験料を払う必要がありますか?
はい。受験のたびに新たな受験料(749米ドル)が必要です。再受験のセット割引はありません。2回目の受験までは30日、3回目までは60日、それ以降は180日の待機が必要です。
CISSP受験料の割引はありますか?
(ISC)²は恒常的な公式割引コードを提供していませんが、雇用主向けの団体プログラムや公式トレーニングパートナーのパッケージに受験バウチャーが含まれる場合があります。定価で申し込む前に、勤務先の研修担当者に確認しましょう。
著者について
城咲子
CISSP・CCSP を保有するセキュリティスペシャリスト。クラウド環境の脅威モデリングとガバナンス設計を専門とする。情報処理安全確保支援士。
Registered Information Security Specialist (情報処理安全確保支援士), Japan